仕事がもっと楽しくなる3つのマインドセット
December 14, 2017
ホームページのお問い合わせ窓口や、インスタグラムのDMからご質問いただいた際に、これまでは個別にお返ししていましたが、「他にも興味を持ってくださってる方がいるかも」と思い、記事にさせていただくことにしました。
(そして、「Ask Coco」(ココに聞け!)というコーナー名まで作りましたw)
まずお答えするのは、「仕事をする上で心掛けていることはなんですか?」というご質問。
詳細は省きますが、「ずっとすごくやりたかった仕事に就いたものの、まだ経験が浅く緊張することも多く、なかなか楽しいと思えない」とのことでご相談いただきました。
ご質問にお答えする上で、今年の仕事を振り返ってみました。
今年は、ヨガレッスンとホリスティックヘルスコーチングに加え、2回のバリ島でのウェルネスツアー開催、ヨガウェアブランドemmiのアンバサダーとしての活動、企業研修、学校での授業、プロサッカー選手のメンタリング、お料理動画、書籍出版のための執筆、農家さんへの取材、ウェルネスイベント・パーティー主催、食のシンポジウム登壇など、様々なお仕事をさせていただきました。





また、表参道のカフェにてH.I.Sさんとコラボで行なった3回に渡るレッスン、emmiさんとのコラボでのWellness Beauty Yoga, ウェルネス弁当作り、国際ヨガデーのMash Style Labさんでのレッスンなど、たくさんの方々と健やかな時間をご一緒させて頂きました。



新しい挑戦も多く、あとスケジュールがやけにまとまることも多く(バリツアー→岡山で企業研修→北海道で学校の授業→新潟でサッカー選手のメンタリングが続いてあり、1週間半で飛行機に10回乗ったり笑)私にちゃんと務まるのだろうか…とたまに弱気になったことも。
そんなときはよく母に言われていた、"Do your best and enjoy!"(なぜか英語だった笑)という言葉を思い出して、気持ちを切り替えていました。

前置きが長くなりましたが、「好きな仕事なのに楽しめない」というお悩みに対して、私がお伝えできることは3つ。
1. 今の自分のできる限りを、最高に前向きな気持ちで提供できればそれでいい
2. 評価や見返りを求めずに、ある意味「自己満足」で夢中になることに集中しよう
3. 「アルアル脳」で、どんな小さなマイルストーン(節目)も盛大にお祝いしよう
1. 今の自分のできる限りを、最高に前向きな気持ちで提供できればそれでいい
「今のわたしだから出来ることがある」というマインドセットで取り組む、ということ。
まだお仕事について日が浅いとのことですが、もしかしたら「なんでこんなに出来ないんだろう」と自分に対するハードルを高く設定しすぎていたり、「あの人は簡単に出来るのに・・・」などと、人と比べてはいませんか。
知識、経験、能力、技術…どんなファクターをとっても、自分より上の人はいるでしょうし、例えば今より5年後の私の方が経験値も増えてもっと良い仕事ができるかもしれません。
でも、こんな風に「私はまだまだだ」「どうせ私なんか」という卑屈な思考回路では、楽しいことも楽しくなくなってしまい、モチベーションの低下から、仕事の効率や吸収力も下がってしまうかも。
それよりも、「他の誰かじゃない、5年後の私じゃない、今の私だからできる100%を提供することに夢中になる」。
こう決めてしまうと、他人とも、将来の自分とも比べることなく、ご縁のあったお仕事と、成長過程(一生そうだとも考えられます)の今という時に感謝の気持ちを持って熱中することができます。

どうしても結果ばかりをみてしまいがちですが、「過程を楽しむ」という視点を持つと、今しか経験できないことや味わえない感覚、学べないことというのもたくさんあることが見えてきます。
今はつらく感じることも多いかもしれませんが、将来振り返ってみると「まだ経験が浅くて緊張してしまいがちな今」でさえ、自分の成長過程において大切な時期だったと思えるはずです^^
2. 評価や見返りを求めずに、ある意味「自己満足」で夢中になることに集中しよう
私のお仕事の場合、クリエイティブな要素が多いこともあり、完成形がないということがほとんどです。
下手したら永遠と改善できたりもするのですが、「例え誰からも褒めてもらえなかったとしても、自分で納得できるのか。やりきったぞー!と自信をもって言えるのか」ということを自分の中の一つの基準としています。
1の、「今のベストを尽くす」ということにもつながることですね。

お仕事なので、もちろん評価はつきものです。
求められていることに全力で返したい、もしくはそれ以上でお返ししたい、という気持ちもあります。
ただ、第三者から評価によって、「自分自身の価値が変化する」というようにはあまり思っていません。
他の人からの評価と自己価値を結びつけていると、見えないゴールを追いかけるように、苦しい道のりになってしまいがちだからです。
褒められたいから・認められたいから・すごいと思われたいから、ではなくて、やりたいからやる。
新しいことでも、挑戦することで自分が成長できて、また新たな自分に出逢えるからやる。
こんな風に「自分の幸せだから」と、ある意味自己満でお仕事に取り組んだ方が、ずっと楽しく、楽にできるかと思います。

ただ、人からの評価を気にせずに自分の仕事に夢中になるためには、「どんな人間になりたいのか」「どういう働き方をしたいのか」ということを明らかにしておくことが必要です。
こちらに関しては、ぜひホリスティックヘルスコーチングを受けて頂けたらと思うのですが、あいにく今ご新規のクライアントさんを募集していないので・・・何かしらの形で参考になるものをご提供しますね。
それまでの間、例えば、この仕事に憧れていた時のキラキラした気持ちを思い出してみたり、逆にワクワクする未来を想像してみてください。
3. 「アルアル脳」で、どんな小さなマイルストーン(節目)も盛大にお祝いしよう
出来ないことや無い物に意識を向ける思考を「ナイナイ脳」、それに対して、出来ることや既にあるものに意識を向ける思考を「アルアル脳」と呼んでいます。
適度な不安感を持つことは、成長する上で役に立つこともありますが、基本的には「アルアル脳」、いわゆるポジティブシンキング力を身につけておいた方が、日々の幸福度・充足度・自信は高まります。

自分自身で自分を評価するときは、必ず「改善点」と同じだけ、もしくはそれ以上に「よくできた点」もリストアップしてみましょう。
そして、どんな小さなステップであったとしても、出来ないことができるようになったり、課題をクリアしたときは、自分自身で盛大にお祝いしてあげてください。
しっかりと自分の成長を認め、お祝いすることで、「いい気分になる→やる気が増す→もっと仕事を頑張りたくなる」という、良いサイクルが生まれます。
私自身、好きなことを仕事として生活できているのは、本当に幸せなことだなぁと日々実感しています。
でも、個人事業主になったばかりの頃は、仕事を指示してくれる人もいない、そもそも自分で動かないと仕事がない、決まったスケジュールもない、わからないことばかり・・・と、その時は前しか見ていなかったのであまり気にしていませんでしたが、今思うとかなり大変でした。
自分の仕事の進め方やペースが分かってきて、楽しめる余裕も出てきたのは、ほんの最近のことで、そのきっかけがご紹介した2つのことに対する意識を変えたからだと思います。

そして、お仕事で迷った時に、母の言葉と同じくらいよく思い出す言葉に、「人は仕事を通して愛を学ぶ」というものがあります。
この言葉を思い出すと、自然と肩の緊張がふっと抜け、大事にしたい仕事の進め方が思い出せる気がします。
人の数だけ働き方はあると思いますが、ご質問頂いた方、そしてこちらの記事を読んでくださった方皆さんが、自分らしく、楽しく仕事に取り組める方法を導き出すご参考になれたらとても嬉しいです。
ご質問いただき、どうもありがとうございました^^

こうやって振り返ってみると、本当に数多くのご縁に恵まれて、素敵な経験をたくさんさせていただいた1年だったなぁと、とても感慨深いです。
機会を与えてくださった方々、そしてお世話になった皆さま、本当にどうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

Shine Your Light
Coco